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筋鉄さん

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筋鉄日誌
筋鉄(“筋金入り鉄っちゃん”の略)が、出かけたり鉄道に乗ったりおいしいものを食べたりの記録と、その他雑感を綴ったものです
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隧道開削時の生き証人、増田米孝さんと「大天狗」
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「小天狗」と小松倉の皆さん
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狭い谷を埋める霧に朝日が当たる

10月23日、旧山古志村の小松倉へ行ってきました。
今回は、中越地震から3年目ということで行われた「OKOSH!ウォーク」に参加してきました。
昨年7月に山古志を訪れた時は、国道291号線が復旧工事中でしたが、今はそれも再開(下の方でルート付け替えの工事が行われていましたが)、竹沢(山古志支所がある)から大久保、池谷、種苧原(たねすはら)方面へ通じる羽黒トンネルも開通しています。

長岡駅から車で40分ほど、小松倉の奥にある中山隧道の駐車場が集合地点。
主催の1人である「やまこし道楽村」の大姉(おおあね)さんのご挨拶があった後、きちょっぱ街道ウォークがスタート。
「きちょっぱ」というのはオオバキスミレのこの辺りでの言い方で、小松倉の国道291号を集落に幸せをもたらす道として「きちょっぱ街道」と名付けたのだそうです。黄と黄緑のキレイな幟も立っていました。

小松倉の集落を抜け、大天狗さまのところへ。
小松倉の少し手前、ちょうど小山を越すあたりの道端に「大天狗」と彫られた1mに満たない高さの石が据えられています。何も言われないと見過ごしてしまいますが、いわゆる「山の神」です。
この「大天狗」、地震の際にも、両脇の斜面は崩壊したのに、ここだけ崩れ落ちなかったという逸話があるとのこと(以前は尾根道のあるもう少し高い場所に置かれたそうですが)。
その意味では、小松倉の人たちを守る「塞の神」というだけでなく、この道を通る人々にとっての「道祖神」でもあるといえましょう。
国道復旧工事後も、コンクリの覆いの下でしっかり往来を見守っています。

ここから、今度は「小天狗」さまを奉じて、中山隧道へと引き返します。
大天狗はもともと修験者で、鼻が高いといわれますが、小天狗は烏のような顔と羽を持っています(だから烏天狗ともいう)。そのような人が、山に籠もっていたのが天狗と言われたのか、それは定かでありませんが。
以前には「小天狗」も近くにあったという話ですが、地震を経て残っているのは大天狗のみ。
そこで、新たに小天狗もこしらえられました。
小松倉には「中山隧道」という、集落の人々が16年をかけて造り上げた日本最長の手掘りトンネルがありますが、ここに「小天狗」をお祭りし、「山の神=大天狗」から「きちょっぱ街道」を経て「小天狗=山の民」の繋がりに思いをいたすというのが、今回のイベントの本旨とのこと。

70kgあるという「小天狗」さま、さすがに担いで歩くわけにはいきません。
そこに登場したのが、元区長さんとオープンのジムニー。
かなりの年季が入っていると思ったら、昭和54年に小松倉を訪れた田中元首相もこの車で案内したのだそうです。
小天狗さまはジムニーさまで、そして参加者たちはまたてくてく歩いて、今度は中山隧道の向こう側まで行きます。トンネルを越すと、先は旧広神村(今は魚沼市)です。
隧道出口のそばで、小天狗の奉納の儀が宮司さんのもと執り行われた後、もとの駐車場に戻って、小松倉のお母さんたちの作ったおにぎり、けんちん汁のお昼をいただきました。
そして小松倉集会所に移り、復旧工事の際の秘話、天狗と道祖神についての解説を聴きました。
散会後は、虫亀集落で棚田を眺めたり、角突きの牛に遭ったり。山古志支所での追悼式典にも参列しました。

夜は小松倉で、おいしい昼ご飯を作ってくれたお母さんたちの1人、小川さんのお宅「農家民宿 二前田」へ。
新米のご飯、山のおかずもさることながら、話をしながら夜が更けていくと、田舎の親戚の家に遊びに来たようで、何だかいいところだなあと感じるのでした。
しーんと静まった夜、朝早く起きて連れていってもらった、山と谷と霧の光景も印象深いものでした。

頒けていただいた棚田米も、うちでおいしく食べています。
また違う季節に訪ねることと、来年の角突きを見ることが次の目標です。

(↓共催の、よりみち街道「中越」クラブ サイト内の記事)
http://www.yorimichi-club.jp/katudo/02c-26.html
by 筋鉄 更新:2008/02/13 15:05 作成:2007/10/24 19:09
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  • がんばる 新潟 [筋鉄日誌] (11/07 09:16)
    7月16日に起きた新潟県中越沖地震以後、かなりの風評被害が生じているという報道に接します。 新潟県の試算では、風評について1000億円以上とか。 もちろん、信越本線や越後線で不通になっていたり、柏崎刈羽原発が運行停止したり、物的損害は出ています。 ただ、北陸道や国道8号線の通行止めは解除されましたし、鉄道も一部運休を除けば臨時列車や代行バスにより運行されています。 宿泊施設についても、柏崎エリアの一部を除き、通常どおりの営業となっています。 http://www.niigata-kankou.or.jp/2007sinsai/syukuhaku.html にもかかわらず、○○温泉でキャンセルが続出して千人単位に上ってしまったなどという、何とも胸が痛むような話を聞きます。 せっかくの旅で、ひどい目に遭っては元も子もない、と心配する気持は分かります。 しかし新潟県も、富山寄りの糸魚川から、山形県に近い村上まで見ても、200kmくらい離れています。何しろ都道府県の中では5番目に大きいところです。 地震が起きた! というだけで、行くの止めておこう…は、ちょっとないんではないかな、と思いませんか? 地震が起きた時のことを、蓮池薫さんがリポートしていました。 蓮池さんといえば、拉致されてから四半世紀ぶりに北朝鮮から帰国されましたが、帰国後は大学で韓国語を教えるかたわら、大学に復学して法律を勉強し、小 説の翻訳もされています。 このほど、韓国でベストセラーとなった小説を翻訳したのに合わせて始めたブログの中で、地震の被害状況について特に記しておきたいということでまとめられ たそうです。 http://www.shinchosha.co.jp/topics/hasuike/blog/2007/07/post_2.html 実に冷静な観察ぶりだという印象を持ちました。 この冷静さを、見習いたいものです。 キャンセルの前に、状況を知ることから。 新潟県観光協会
  • 大天狗さまと小天狗さま [郁丸ブログ] (11/08 20:29)
    長岡市(山古志)小松倉に、100年ほど前からあった「大天狗」石碑。 三年前の中越地震で周りが崩れなかったということで、 三周年の記念に「小天狗」碑が本日建立されました。 天狗さまの一般的な話をしてほしい、という依頼を受けました。 新潟の妖怪研究家で通っていますからね☆ 天狗・大天狗・小天狗のお話をいたしまして、 建立式に出席してまいりました。 私はここに天狗伝説があるということを知らなかったので、 ほんとにびっくりしました。 再び出かけてみたいです。 小松...