塩尻で友人と別れ、飯田へと向かいます。
松本からバスで行くか(約2時間)、JRで行くか(約3時間)、とハムレットほどではないものの悩んでいましたが、塩尻からまたしてもクルマのお世話になり、早々に街へと入れました。
出迎えてくださったのは、安藤隆一さん。鳥取では毎度お世話になっていましたが(参照・昨年の旅)、このたび地域づくりコーディネーターとして、飯田での地域人材誘導アドバイザーもされるということで、新しい城を訪問させていただきました。
中央道のインターを出ると、いったん谷間へと下っていきます。そしてまた上がっていくと飯田の中心部ですが、旧飯田町からの5地区は「丘の上」と呼ばれているそうです。
市街に来て並木通りに入ると、ほかの場所とはちょっと違った印象を受けました。
画像も付けたりんご並木の通りは、昭和22年の大火の後、防火のため広くとられていた道路緑地帯に、りんごを植えて美しくしようと、東中学校の生徒を中心に、飯田の人が育ててきたものだそうです。
歩道が曲がりくねってアクセントが付いていたり、カラー舗装などで趣きがあったりするのですが、自動車の入らない通りであれば、より素晴しいのではないかと感じました。
日本では珍しいラウンドアバウト(環状交差点)から東の方へ1本移れば、大宮諏訪神社の参道があり、早くも花は終わっていましたが、満開の頃はさぞかしという桜並木でした。安藤さんによれば、花の下を飯田線の電車が通り抜ける様がとてもいいとのこと。近くには「桜町」駅もあります。
市域全体としてはかなりの高低さがありつつも、この「丘の上」は、京極氏の開いた町だけに道路が碁盤の目状になっていて、そこに坂がついている。一昨年訪れた、グルジア東部のワイン産地の町・テラヴィを思い起こしました。
この日は塩尻から一緒に入った地域振興研究所の谷本亙さんとともに、飯田の観光や地域おこしにたずさわる方々と懇談し、牧野光朗市長のお話も伺いました。
“筋鉄”として一番関心があったのは、飯田線を活用したイベントの話でした。
飯田線といえば、195.7kmと日本最長のローカル線で、4つの私鉄が統合されてできたこともあり、すべて電車で結ばれているという特異な存在で、かつてファンの注目を集めた旧型国電は過去のものとはいえ、伊那谷や天竜川の風景、小和田などの「秘境駅」も見逃せません。
現在、佐久間レールパークなどにある旧型国電を再び走らせることは難しいようですが、楽しめるイベントが実現する日は近いでしょう。
それは当然のことながら、鉄分の有無を問わず、ではありますが、JR完乗経験者というIさんとは「ゼンセン(全線)同盟」結成について熱く語られました。
by
筋鉄
更新:2008/05/01 10:17 作成:2008/04/24 18:07