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筋鉄さん

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筋鉄日誌
筋鉄(“筋金入り鉄っちゃん”の略)が、出かけたり鉄道に乗ったりおいしいものを食べたりの記録と、その他雑感を綴ったものです
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間はだいぶ空いていますが、前の記事からの続きです。

その時から1週間後、同じ場所でまた毛丹青さんとお会いした。
異なっているのは、余華さんと泉京鹿さんが同席したことだ。

余華 さんは、張芸謀監督が映画化してカンヌで審査員特別賞を受賞した『活着
』(邦題『生きる』)がベストセラーになるなど、現代中国を代表する、世界的にも名の知られる作家だ。
川端康成、樋口一葉に深い関心を持っていたが、莫言さんの場合と同じく、やはり日本の旅は毛丹青さんが案内している。

泉京鹿さんは北京に渡って十数年、さまざまな取材・執筆、コーディネイトなどに活躍され、近年は衛慧、アニー・ベイビーなどの作品で翻訳に取り組んでいる。
泉さんとは7年ぶりにお会いしたのだが、北京オリンピック招致が決まったばかりの頃で、毛丹青さんを中心に何人かで飲んだ三里屯の夏の夜が思い起こされる。


余華さんの最新作『兄弟』は10年ぶりの小説で(中国では上巻が2005年、下巻が翌年出た)、130万部を売り上げたそうだ。
注目される一方で、その新たな試みには、「傑作? それともゴミ?」という強烈な見出しも付けて報じられるほど。

語り口の良さと、なにか強く惹きつけられる部分とで、上巻は2晩で読んでしまった。
主人公の両親を含め、何人もの人が痛めつけられ、死に至り、しかしあっという間に開放経済編へ転移していくのだが、語らずして語る、文革の嵐の激烈さ、理不尽さの暗示かもしれない。
物議を醸したというのは特に後編だと思われるが、はたしてどう展開していくのか。
狂瀾の北京オリンピックが過ぎ去った今、下巻をじっくり読んでみたい。

『兄弟』特設コーナー
http://www.bunshun.co.jp/brothers/index.html
文藝春秋「本の話」から
http://www.bunshun.co.jp/yonda/brothers/brothers.htm
泉京鹿さん・以前のインタビュー
http://japanese.cri.cn/205/2007/10/18/1@105482.htm

 

by 筋鉄 更新:2008/08/29 15:20 作成:2008/08/29 15:16
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